5月、6月に市内全小・中学校で今年度第1回目の学校運営協議会が開催されました。その中で、5つの学校を訪問させていただきました。(5月27日 大内小学校、6月12日 東由利小学校、6月17日 大内中学校、6月23日 新山小学校、6月27日 西目小学校)
それぞれの学校長が、コミュニティ・スクール計画書や要覧を基に今年度の学校経営の重点と取組を提案し、承認されました。



その中で、大内中学校の学校運営協議会の様子を紹介いたします。
【協議会次第】
1 会長あいさつ
2 今年度の学校経営説明並びに承認
3 市CS連絡協議会の報告(CS会長)
4 CSマイスターから説明(CSの考え方、熟議について)
5 熟議「大内地域の子供たちの成長を支えるために、子供と大人が一緒に取り組めること」
ファシリテーター:CSマイスター 2グループの進行:CS会長、地域コーディネーター
6 アクションプランの決定
校長先生は、学校経営の最重点は「保護者や地域と共に歩む学校」であると説明し、「地域の方からおらほの学校と呼んでいただき、地域の元気の源としてあり続けたい。」「取組のほとんどは、学校からのお願いに地域から協力していただいている形。今年度は10周年記念の年でもあり、熟議を通して地域の願いや要望に応えるプランを立てて地域学校協働活動を充実させ、大内の未来の創り手となる資質・能力を育てていきたい。」と学校課題や願いを話されました。



熟議では、地域の現状や課題を振り返るとともに、地域で育てたい子供の姿を思い描きながら、様々なアイディアを出し合いました。各グループの進行係であるCS会長と地域コーディネーターがリーダーシップを発揮して意見をまとめ、それぞれ決まったアクションプランは「地域に出向き隊」と「ごみのない大内に」です。地域づくりと子供たちの育成を結び付けたこの2つのプランを全体で共有したあと、実現可能なプランを「ごみのない大内に」に決定し、今後必要な協議や日程について確認し閉会しました。
学校課題の解決に向けて、大内中学校では第1回目の学校運営協議会で熟議を実施しました。本市が目指す「学校運営協議会と地域学校協働活動の一体的推進」のために、「協議をする」「協働する」機能を果たしている学校運営協議会の参考になる事例です。