9月19日(金曜日)にゆり支援学校で第2回学校運営協議会が行われました。ゆり支援学校では、それぞれの立場から意見交換をし、これからの学校運営に関して学校を含めた地域でできることを考える機会にするために、毎年2回目の学校運営協議会に熟議を位置付けています。
今回のテーマは「ゆり支援学校の子どもたちの充実した生涯学習のために~ゆり支援学校の子どもたちの願いをもとに私たちができること~」です。高等部3年職業Ⅰグループの「わたしたちの『働く』を支える『楽しむ』についての願い」の実践発表後、各グループに生徒も入って熟議が行われました。
【熟議(6グループ)】
①グループの話合い
ラウンド 1 自己紹介、生徒の願いを聞く
ラウンド 2 ゆり支援の子どもたちのために自分たちができることについて意見を出し合う
キーワードにまとめる
②全体での共有(グループからキーワードの紹介)


ゆり支援学校の生徒による実践発表では、卒業後の夢の実現に期待の気持ちを膨らませている反面、大きな不安も抱えていることを伝えていました。今回の熟議は、学校運営協議会委員の他に保護者や由利本荘市とにかほ市の生涯学習課、近隣の企業、卒業生も参加し、いろいろな立場から意見が出されました。
CSマイスターから「子どもたちの思いが伝わるよう工夫した熟議の構成が素晴らしかった。今日の意見を可視化して整理し、子どもたちが生かせるようにしてほしい。そして、『だれが、どこで、どんなヘルプができるか』を考えて行動に移していきましょう。」と助言がありました。
最後に校長が、「今日は子どもたちの願いや思いに丁寧に耳を傾け、いろいろな提案をしていただいた。卒業後の生活をイメージするのは難しい子どもたちにとって、今日は将来の生活の現実味を感じることができたと思う。学校と地域が一体となって子どもたちを支えていくのがCS。これからも、ご支援をよろしくお願いしたい。」と挨拶されました。