大内小学校は,平成28年4月,上川大内小学校と下川大内小学校の2校が統合し,新しい学校 として開校した。開校2年目の今年は,コミュニティースクールの学校として,地域の願いや期待 を受け止め,地域の多様な文化に積極的に関わることで優れた教育環境を創り上げていく。ふるさとに誇りをもち,主体的に行動できる子どもの育成を目指ざし,地域とともにある学校づくりを進める。
地域の概要
校舎は,旧大内町の中心地であるJR羽越線羽後岩谷駅より北西に約10㎞の地点に位置し, 校舎脇を国道105号線が走っている。旧大内中学校の校舎を1年かけて改修した校舎である。
学区は,芋川沿いに広がる農村地帯で,芋川上流の上川大内地区と中流の下川大内地区の二つから成り,広範囲にわたる。北は秋田市雄和方面,東は大仙市南外地区,南はへ横手市大森地区に接する地域に集落が散在している。また,豊かな自然環境に恵まれ,県指定天然記念物の植物や市指定無形民俗文化財の梵天や番楽などの伝統文化が残っている自然と文化の宝庫でもある地 域である。
住民のほとんどが兼業農家で,三世代家族の形態をなしている。祖父母が農業に従事し,父母が会社員や諸官庁等に務めている家族が多い。地域には,素朴な人情が息づいており,PTA活動や諸行事・奉仕活動へも協力的である。保護者をはじめ,地域の人々は学校教育に寄せる関心も高く,地域全体で子どもたちを見守っていこうという気風がある。また,地域に対する所属意識も大切にしている。