玄関ホールに、一匹のザリガニがいます。
朝も休み時間も、たくさんの子どもたちに覗き込まれる人気者です。
校務員さんも熱心にお世話をしてくれています。
そして、いつの間にか名前を付けてくれていました。
その名も「サリー」。つい「サリーちゃん」と「ちゃん」付けにしてしまうのは、私の年齢のせいでしょうか。
日中はコップの隠れ家に入ってじっとしていることの多いサリーちゃん。
夕方になって校内が静かになると這い出てきます。とても立派なはさみをお持ちです。
「一回り大きくなって帰ってきたよ~」とあるのは、一度脱走したからです。
旅に出てから数週間たったある朝に駐車場で発見・捕獲され、再び水槽の中で暮らしています。
生き物をお世話することの尊さを学んでいる子どもたちの成長とサリーちゃんの成長を、これからも見守っていきます。