令和2年12月16日(水)
今日は12月のPTA参観日でした。それに合わせて、2名の助産師さんをお迎えして、5年生で「いのちの教室」が行われました。PTA参観にいらした保護者の方にも一緒に教室に参加していただきました。
「いのちの始まりの受精卵は、この折り紙に針で開けた穴と同じくらいの大きさです。」
助産師さんにそう言われ、一生懸命穴を探す子どもたち。やっと穴を見つけて、「こんなにちっちゃいの?」と驚いていました。
おなかの中で次第に大きくなっていく赤ちゃんの大きさと重さを、実物大・実物と同じ重さの人形で実感します。
「思ったより小さいね」「どんどん大きくなるんだね」「けっこう重いね」など、さまざまな感想をもちました。
児童の代表がモデルとなって、赤ちゃんが生まれてくる演示も行いました。へそのおをはさみで切ると聞いて、ほとんどの子どもは「そうだったの?」とびっくりです。
お母さんをはじめとして多くの方に支えられ、ようやく生まれてきた「命」。
一人一人が「かけがえのない命」なのだということを実感し、子どもたちも、参加した保護者の方々も、あたたかい気持ちにつつまれた1時間でした。
児童の感想をいくつか紹介します。
「この話を聞いて、ぼくはあらためて命の大切さを知りました。また、産声は、とても大切であると知りました。なぜなら、産声をうまく上げられずに死んでしまう子どもがいると言っていたからです。『生きているだけで100点満点』という言葉がとても心に残りました。命がけで産んでくれたお母さん、応援してくれたお父さん、手伝ってくれた助産師さんに感謝して生きたいと思いました。」
「私は前よりも命のことを知ることができたのでよかったです。また、赤ちゃんのとき、お母さんは大変な思いをして私のためにがんばってくれたんだなあと思いました。今生きていることはとても貴重なことなので、自分の命は自分で守り、大切にしていきたいです。今日の学習を大人になっても忘れないようにしたいです。」
とてもよい学習をさせていただきました。秋田県助産師会の石岡さん、佐藤さん、ありがとうございました。